歴史年表・横浜
横浜サッカークラブ〜全日空〜横浜フリューゲルス〜横浜FC&ソシオ・フリエスタ〜横浜FC〜
メルマガ・トップ 歴史年表・横浜トップ [7]会社による名簿と会費の無断回収、ソシオ機能不全に
[6]会社の株式、ソシオより先行してスポンサー企業へ 2000.9−2000.11
2000
9/4 運営会社の株主3人のうち1人が、商法237条に基づく株式総会招集要請書を提出。辻野社長の解任と新取締役4名の増員を要求
運営会社側は、「横浜フリューゲルスの悪夢が再び」と10/5付メールニュース上で紹介
情報を積極的に得ようとしていなった者には、正直なんか内輪もめしてるなあという印象でした。ただ、2年前のことを扇情的に引き合いに出す会社の態度は、不快でした。
9/2〜16 ソシオ・持株会設立準備室、会員向けに説明会を計7回実施
9/17・23 ソシオ・持株会設立準備室、検討会を実施。最終案の取りまとめへ
10/5 運営会社、ソシオ会員宛に、株主総会開催に会社側は反対している旨の文書を、社長・GM以下8名の連名で送付
10/6〜7 運営会社株主3名とソシオ理事が会談。会社側弁護士も立ち会う。
10/8 国士館大に勝利して今季2位以内が確定。J2昇格の条件をクリア。試合後の記者会見で、関係者が以下の合意に達したと発表
・株主総会開催請求は、取り下げる。
・株主は3人とも株式を手放し、奥寺GMへ株式売買の権限を委譲
・第三者向け新株発行で、株主が引き受けなかった株が生まれた場合、最大限ソシオ・フリエスタの意向(※)以降を反映させた上で、第三者割当先を決定
※総会請求をした株主による「10/7合意事項に対する確認のお願い」の中では、確認事項として、「ソシオ内の郵便投票で有効投票の2/3以上の承認」または「ソシオ理事全員による全会一致の承認」を指すとある。
「私の信念は、横浜フリエスポーツクラブの株主は、『株主として第一にソシオに対して誠実であるという義務を負っている』ということにあります。(中略)しかし現状の危機への改革が遅々として進まなかったため、ソシオの方々へ誠実の義務を果たすため、株主総会の開催を請求した次第です」
試合会場における説明会後の記者会見内容/横浜FC御意見番
ソシオあっての横浜FCのはず/荒井義行の平成意見箱(転載打診中)
10/16 運営会社、「株式に関するお願い」をソシオ理事会・会員に送付
10/21 ソシオ、臨時理事会(非公開?)。理事会、運営会社からの要請を受けて、「株式割り当てに関する基本方針(ガイドライン)」を、総会を開かずに郵送投票で会員に起案することを決定
・個人株主不可
・ソシオ持株会以外は、1株主300万円以下
・株式の売却不可
・ソシオ持株会以外の株主は、法人ソシオ会員を前提とするが、最終的判断はクラブに委任する(ソシオ外の企業でも、ソシオの趣旨に賛同すれば株を保有することを事実上容認)
10/23 Jリーグ、31日に予定していた運営会社に対するJ入会審査ヒアリングを、運営基盤である新株主が未定との理由から無期延期
10/25 ソシオ・持株会設立準備室、持株会設立後の事務処理フロー向けシステム構築のため、SEスタッフを募集
10/26 ソシオ理事会、株式割当ガイドラインの郵送投票の諸作業(郵送と会員からの返信受付)を、「最終的判断はクラブを信頼しお任せして決定していただく意向」「理事会ならびに事務局の事務負担」の2つの理由から運営会社に委ねた旨、発表
10/28 ソシオ理事会、株式割当ガイドラインの説明の場として、「J2昇格へ、横浜FCを支援する会」を開催。運営会社のスタッフを招聘
10/29 ソシオ理事会のうち、一部のソシオ理事が臨時総会を開催。スポンサーによる株式取得ではなく、持株会主体の株式運営を決議
11/3 運営会社とソシオ正副理事長、記者会見
奥寺GM
「選手が2年かけてやっとの思いでJ2昇格を勝ち取ったのになぜこんなことになるのか」「問題は小さなこと。こんなことで昇格できないのであれば、もう私の存在は必要ないのでは、という気持ちにもなる」
ソシオ理事長
「今回の騒動を一番残念がっているのは選手たち。われわれがフィールドの外で迷惑をかけて残念だ」
ソシオ臨時総会(11/4)の議長
「会社側の考えを詰め切れていない部分について突っ込んだ議論が出るだろう。Jリーグの(昇格に関する)審査日程をにらんで会社側に早急に問い掛けていきたい」
(「横浜FC、J2昇格に暗雲 支援団体、企業出資めぐり内紛 」 11/4付毎日新聞)転載打診中
11/4 ソシオ、監事・一部理事・会員とで、臨時総会を開催持株会設立準備室が作成した「株式の保有方針」を可決
・株保有をソシオの法人会員に限定。1法人一律50万円
・将来的には、個人株主も可に
・ 保有した株式譲渡する際は、「ソシオ持ち株会」と覚書を取り交わす。
・持株会の定める引受資格を満たさなくなった場合、速やかに定められた算定価格で、株式を持株会に譲渡する。
11/6 ソシオ、理事会(非公開?)。一部理事が起案した臨時総会採択議案を、臨時総会の開催手続きに不備があったとして不採択。
郵送投票で承認が圧倒的多数(有効投票数1,817のうち承認1,617)の株式割当ガイドラインを理事会においても賛成多数で可決。ソシオの株式所有については継続して検討予定
11/7 運営会社、ソシオ理事会のガイドラインによる手続きを承認
11/10 運営会社、新株主を決定
11/11 運営会社、株主総会で辻野社長の後任として、奥寺代表取締役GMを選任
11/13 奥寺新社長、記者会見の席で、ソシオの意見は聞くがその意見に左右されずに会社側がイニシアティブを取る点を繰り返し強調
11/14 運営会社、Jリーグ事務局に経過を報告
11/22 運営会社、2000年の損益見込みと2001年予算案を発表。ソシオに対しては、当初の前提となっていたソシオ理事会に諮らずに、ソシオ会員には提示のみ
11/20 運営会社、ソシオに協定書の変更を申し入れる。協定書第9条に基づき、現行の協定書は、双方が変更案を承認するまでは無効の状態に。それに伴い、11/30付けでソシオ理事長は運営会社役員を、運営会社社長はソシオ監事から退任
11/29・30、12/5 Jリーグ、運営会社に対し入会審査のヒアリングを実施
12/19 Jリーグ、横浜FCの入会を承認
川淵チェアマンは再三ソシオとの関係をどうにかしろと再三辻野社長に求めたらしいが、Jリーグ百年構想に距離的に近いはずのソシオを、彼はなぜ評価しようとしなかったのか…
12/−〜1/10 ソシオ、第3期役員選挙
立候補者20人のうち7人を、辻野氏が推薦(社長としてではなく、ソシオの一会員として)
立候補者の顔触れをみて、名簿と会費を回収することを決断したのか、あるいは10月以降の一連の経緯の中ですでに決断していたのか