サポは、応援以外に何ができるのか
J2に関して言えば、観客動員数や知名度は平均すると順調に伸びてきたが、 totoやW杯・人気チームの降格などのプラス要因も一段落し、報道方法も固まりつつある現状を考えると、今後このペースで伸び続ける保証はないと思う。
 サポーターも、様々な個人的事情により、観戦以外にチームを支援する時間を確保し続けることは容易ではないが、全体として、チームの発展のために、サポーターの外に向けてコンタクトし、情報発信する機会をこれから増やす必要があると思う。
 サポーター側からコンタクト・交渉する対象は様々だが、会社(フロント)なのか、地元チーム・あるいはサッカーに関心の薄い人々なのか、スポンサー(の商品を買う・勧めるなど)なのか、ベクトルをはっきりさせた方がいいと思う。(横浜市在住・20代・男)

ただの意見交換・質問で終わらずに、サポと会社がアイデアを出し合ったり、建設的に実行していけるとお互いのモチベーションも高まってくると思う。(なまけ)

自分のチームと対戦チームを、各チームのサポが観戦後にウェブ投票して評価する総合サイトが生まれると、ウチはよそと比べてどの程度評価されているのかと、選手・会社もアクセスしてくれるのではないか。
 試合後スタジアムに居残ったり、バスを取り囲むのと比べると間接的になってしまうが、それでもサポとチームとのコミュニケーションの一ツールにはなると思う。( 〃 )
 
大宮のようなボランティアに運営を積極的に委ねる姿勢は、特にJ1人気チームと地域的に競合しているチームにとって、必要なのではないか。
 Lリーグのサポは、選手のスカウティングまで行っている人もいるらしい。( 〃 )

ボランティアは経費節減だけでなく、地元密着やサポータ−の意識向上にも役立つと思われるので、少々財政的に豊かになったからといって、ボランティアが出来る仕事を「今後は会社のほうでプロを雇いますので、ボランティアは要りません」などと取り上げるようなことは、極力しないでいただきたい(質を維持するためのプロとボランティアの共存は良いと思う)。(横浜市在住・20代・男)


   観客やスポンサーを増やすために
チームの印象づけのために
 @マスコットやチームロゴの使用規制を緩和
 A選手の積極的なイベント参加を給与の査定基準に盛り込む。(えぞ1@札幌サポ)

著作権や肖像権の問題ですが、ホームページを運営しているので、画像の使用を許していただきたいと願っていますが、画像使用許可の申請をしてもチームからはお返事がいただけなかったり、大学などのチームだとどこまで申請してよいものかわかりにくかったり、選手個人とは連絡がつかなかったりもしますので 実に難しいです。
 善意の個人や任意団体が営利目的ではなく画像を使用することに関してもう少し寛大に許可をもらえたらいいのに…と願う今日この頃です。わかりやすく、迅速な対応のしてもらえる関連窓口が欲しいです。

主にインターネットの話になるが、一般の人がチームロゴを1種類でもフリーで使えるようにしてもらえると、サポとしてはありがたい(例えば札幌はチーム名ロゴ1種類限定だが、使えるようにしている)。(横浜市在住・20代・男)

企業がスポーツチームを持つこと・サポートすることは難しいものです。企業側の意識・チームへの投資のあり方の根本的な底上げが必要だと思っています。営利目的では無理です。地域や社会への貢献として、または広告費だと観念して投資していただかなくてはなりません。
 それと、個人や任意の団体からもチーム運営を支えることのできるプランが必要ではないでしょうか。日本サッカー協会の協会員になって協会費を払うなど、チームの枠を超えた出費も必要になるかと思います。
 
各チームはサッカーを見に来る以外の楽しみをスタジアムに作ってはどうか?
 それによりサッカーに興味が無い人でも自然にスタジアムに足を運びたくなるような物やイベント等を作っていくべきだ。サッカー場に行ったことが無い人でもつい足を運んでみたくなるスタジアム作りが必須。(塩野谷)

新横浜駅構内に、F・マリのフラッグばかりが飾られている様子を見て、悲しくなった。地域的に他チームと競合してるチームはなおさら、地域での露出やうちのチームならではのアイデンティティがほしい。(なまけ)

ホームタウンのサポーターにはメリットが薄いかも知れないが、特に鳥栖・山形・札幌のような地方チームの場合、観戦の前後に観光の要素を取り入れたコース設定を旅行代理店や行政(観光課)と協力して設定し、告知してくれると、アウェーのサポーターの集客・ホームタウンのイメージアップにつながると思う。
  (例えば山形はアウェーサポに宿泊料10%引きのサービスをしているホテルがあるが、このことは浸透していない)(横浜市在住・20代・男)

スポンサーの商品の、具体的な銘柄名がはっきりわかると購買活動や認知につながりやすい。(   〃   )


   チームの垣根を越えて、サポ同士で協力できないものか
各スポンサー商品を使ったオフ会をやってみたら面白い。参加者募集を富士通のパソコンやドコモの携帯で行い、参加者はサッポロビールや柿の種・白い恋人にはえぬきを持ち寄る。
 スポンサー確保のためにはそういうイベントを内輪でやるのではなく、クラブやスポンサー自身を巻き込んでやる必要があると思う。サポートしている会社に「サポートしていてよかったなぁ。」と思わせることが必要。(塩野谷)

各チームのゴール裏応援団の歌がCD化されたら、ぜひ買いたい。売上収益を身障者のフットサルの団体に寄付したり、試合のチケットを購入するとか。地元の居酒屋や焼肉屋にも、こんなCDがあるのでBGMで流してとアプローチ。もちろん有線でも(なまけ)


   選手・選手協会について
初期に比べてプレーの精度・スピードは高まっていると思う。(横浜市在住・20代・男)

昔の選手の方が、声をしっかり出していたのでは?特にGK。(なまけ)


今年からJPFAが、選手の怪我・手術に関して保険やクラブではカバーできないようなリハビリ費用や経済打撃に対して、入院見舞金を払う共済制度や、所属クラブによる報酬未払いがあった時に補償する制度を今年から新たに導入しています。
 これについて、カンパ支援をしたいと思っています。
 ただ、同時に、このテーマは本来、Jリーグ自身が主体的に取り組むべきテーマではないかとも考えます。
 Jリーグとしての考えを聞きたいです。(松崎光成)
 
サポからのカンパが可能になれば、リーグ全体の選手に対するサポの評価という要素も出て来るかもしれない。(なまけ)

キャリア・サポート・センター活動に関して、サポーターが、カンパ支援、内容面での人的支援など何が可能か模索しています。サポーターには様々な業種、様々な経験・資格を持つ人びともいます。
 どんな協力が可能でしょうか?お教え願います。(松崎光成)


   審判制度について
JリーグやJFLの審判の皆さんの中で、プロ化した方を除くすべての審判について、その待遇や条件をOBなどに聞いてみると、まだまだ不十分だと痛感します。
 そのことが、レフェリングに反映して、選手・サポーターともしばしば不満を爆発させています。
 審判状況を少しでも改善するために、サポーターとしてできる活動はないでしょうか?
 待遇や条件を改革していく担当者は、どの組織のどの部門なのでしょうか?
 審判たちの意見を集約する、公的な場は、どの組織のどの部門でどういう形で集約できているのでしょうか?(松崎光成)

審判の待遇を、もう少しアップしてほしい。彼らの本音を聞きたい。特にオフシーズン、審判・選手・サポで話し合える場があると素敵だと思う。彼らなくしてリーグは存在しないので。
 イタリアのコリーニ審判のように、ファンにとって身近な存在の審判が出て来るような、下地作りがほしい。今は、サポ・選手と、審判との距離が離れ過ぎている。(なまけ)

審判システム内部での、インスペクター制度の活性化も強く要望しますが、と同時に、サポーターやマスコミに対しても、インスペクター代表だけでもしばしば、説明やアピールをしていく必要があると痛感します。
 監督やチームに対する説明も、もっときめ細かくする必要があるし、他方で、似た内容をサポーターにも伝えるべきでしょう。
 逆に、チームからの正式な意見をインスペクターたちはどう参考にするシステムが確立しているのか、その辺も明確化する必要があるのでは?
 さらに、サッカー(審判)先進国の良い審判関連の制度をどう日本で生かそうとしているのか、具体的な改善策とその方向性も、モットラムさんのアピール以降、聞こえてきません。
 どんどんアイデアを出して、実行していくべきでしょう。
 例えば、若手の(1級以外の)審判へのインスペクター制度ももう導入すべき時期が来ていると考えますが、どういう見通しがあるのでしょうか?(松崎光成)



[掲載者]
なまけものサポ
caltio@caltio.tsukaeru.jp