愛するチームの存続の為に We are Provincia!
<第53号 「世界一のスタジアム」 2013.12.15>
◆悔しさの鮮度
プレーオフについては昨年も書きましたが、
http://caltio.tsukaeru.jp/magazine_vol51.html
今年も書きたくなりました。
プレーオフ進出をかけたホームの大一番の帰り道、
○○(よそのチーム)は、もう無理だな。
勝ち点では並んだけれど、得失点差が。。
etc、相手サポの会話が聞こえてきました。
こっちはプレーオフの芽がなくなって、いや、プレーオフ以前に、大一番の不甲斐ない戦いぶりの悔しさが、体に充満していたけれど、勝者は勝者で、勝ってうれしいで終われず、プレーオフという舞台の上で、勝ち点という魔物に振り回されてると感じました。
両チームとも生き残りに必死なあまり、きついあたり、えげつないラフプレー。。
6位ってハードルが低過ぎ。
4位までに絞った方が、サポにとっても選手にとってもいいのでは?
6枠でも4枠でも、結局昇格できるのは2+1チーム。
それ以外は、いつかは敗れ去る。
負けた時にどんな態度でいられるか。
どんな言葉がスタンドで生まれるのか。
最後はそこだと思います。
敗戦に話題を戻すと、すごすごと力なく挨拶にやって来る選手たちの姿、
永遠に続くと思われる相手サポの大合唱が目に焼きついて、
これまでは悔しさがトラウマへと変わり、体内で残留しがちだったのが、
この日、ゴール裏リーダーの
「今日のこの悔しさ、ぜったい忘れずに来シーズンを迎えよう」
という言葉に視界が晴れました。
悔しさに向き合おうとしないと、ねちっとトラウマになるのかな。
サポを続ける以上、これからも敗戦の悔しさを味わう。
トラウマにせず、悔しさとうまく向き合いたいですね。
◆引退試合(再出発)
惨敗の翌日、三浦淳宏引退試合を観てきました。
わざと負けてくれる相手チーム(^^)。
前日とは対照的な、ひたすらほのぼの、牧歌的な世界でした。
いつも天国と地獄、いや地獄と地上の間を往き来していたので、こんな世界もあるのかと新鮮でした。
でもこればかり続いたら辛いな。真剣勝負も大切にしたい。
試合後のセレモニーで三浦選手が、皆さんが好きなチームを応援し続けることが、日本のサッカーの将来につながるんですと語っていたけれど、スタジアムに行って、ワーワーブーブー馬鹿やってることが、日本のサッカーのためになるのでしょうか。
でも、私にはそれしかできそうにない。
真剣勝負の醍醐味はなかったけど、懐かしい顔ぶれが集まって、元選手たちにコールする喜びを味わえて、うれしかった。
引退後もクラブに残れたり、メディアに登場している人達が出場していたけれど、普通の世界に戻った人にも、昔とった杵柄でコールしたい。
サッカー選手のセカンドキャリア厳しいけれど、サポが自分のことをまだ覚えていた、かつてこんな時代があったと思ってもらえたら。私が元選手の側だったら、すごくうれしい。
◆世界一のスタジアム
今シーズン最後の試合で印象に残ったのが、試合前、赤ちゃんを抱き上げながら、「ここが、世界一のスタジアムなんだよー」と語りかけていた大人の姿です。
スタンドが古ぼけていたって
フィールドの向こう側がよく見えなくたって
陸上トラックがあったって、
とにかく、ここは世界一と自分で思えばそこが世界一なんです。
自分達の喜怒哀楽が染み込んでいる。順位は今一でも、雰囲気は世界一。自分達のクラブへの愛は世界一。
堂々と胸を張って、さらりと言っちゃえばいいんです。
これからの世代に向かって。
あなたにだまされたと数年後に言われたら、昼飯でもおごればいいんです。
あなたのメルマガ好きですだなんて、もし言われたら越乃寒梅おごります。
気がつけば、このメルマガ立ち上げてもうじき10年。
時間が経つのは早いです。
堂々と胸張るなんて、とてもできましぇーーん(^^)。良いお年を。
なまけ@つぶれてたまっか
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