愛するチームの存続の為に We are Provincia!
<第28号 「初夢、、、」 2006.1.4>
アナ「またもブラジルの強烈なシュートだっ。あぶないニッポンッ。
GK石川、右手1本でコーナーに逃れたぁー。よく防いだーっ。
格下のブラジルから、まさかの怒涛の攻撃を受けています。
いつからこんなに弱い、青きイレブンになったのでしょう。
恥ずかしいです。なまけニッポン。
解説の青森さん、いかがですか?あと10分、このブラジルの攻撃
に耐えてくれれば、一応PK戦に期待がつながるのですが」
青森「でもねえ、普通に選手を選んでいれば、ブラジルふぜいに苦戦する
ことはないんですが・・・」
アナ「全くそうですよねえ。1億総スカンの選考を強引に押し通して、
これでブラジルに負けたら、日本には恐くて帰れませんよね。
ベンチリポートの東京さん、日本代表ベンチの模様は如何ですか?」
東京「東京です。日本代表ベンチ、お通夜状態かと思いきや、
なまけ監督、先ほどから、もう任侠映画の世界に飛んじゃってます。
灰なら俺が拾う、燃え尽きるまで戦って来いー
リストラ言い渡された時のことを思い出せー
引退する前に、もう一花咲かせろー
などなど、声を枯らして絶叫してます」
アナ「ほんとに久しぶりの日本の攻撃です。宮崎がシュート。
あたりそこねだ。
またかお前は、一体何本外せば気が済むんだっ。
、、、、
ボールがないっ。ボールが消えましたっ。
あぁっ、ゴールだっ。
いつの間にか、ブラジルのゴールネットがゆれているっ。
蹴った途端に当たりそこねとわかる、空へと向かったボールが一体、
解説の青森さん、今一体何が起きたのでしょうか?」
青森「なにか空中の黒い影にぶつかって、ボールが落ちてきましたよねぇ」
アナ「わかりましたっ。カラスだ、カラスですっ。
空を飛んでいたカラスにあたって、
普通はボールにカラスが飛ばされるはずが、あたりそこねが幸いし
て、カラスが腹筋でボールを押し戻したようですっ。
日本代表のシンボル、八咫烏が、絶体絶命の日の丸イレブンを救い
ましたー。
王国ブラジルのエリート選手達、年棒10億、20億当たり前の選手達、
空を仰いで呆然としています。
審判のコリーニさんが笛に手にしました。
ここでホイッスル、試合終了。
控えの選手達が、飛び跳ねるようにグランドの選手達の元に駆け寄ります。
半年前には、所属チームを解雇され、再就職先を探していた選手達。
長野は、コンビニの店長に
山口はホストに
福島はまんが喫茶店長に
長崎はお笑い芸人に弟子入り
と再就職しかけていたところを、なまけ監督が引っ張って、日本代表にしました。
Jリーグ時代より厳しかったという、世間から隔離されたサッカー漬けの
長期合宿を経て、今ベルリンの地で奇跡を起きましたーっ。
なまけ監督の姿が見えません。どこに行ったのでしょう。
おっとなまけ監督、痙攣している頼れるストライカー八咫烏を押し
抱いて、泣いています。
肩を震わせて、よよと泣いています。
やることが、逆玉の輿間近といわれてる、某俳優のようです。
どぼどぼ涙があふれて、
自分の涙で生まれた池に、おぼれかかるあたりが違ってるかもしれません。
おぼれながらも、涙が止まりません。
コリーニさんが、なまけ監督の方へ泳いでいます。
なまけ監督の涙がしょっぱいのか、顔をしかめながら息つぎしています」
青森「いやー、これまでのいろんな涙が、塩分がまじっているでしょう。
コリーニさんのスキンヘッドにしみこんで、さぞかし本望でしょう」
は、はつゆめか。
新年から、おバカ全開で恐縮です。
バカは死ななきゃなおりませぬ。
人生、投げちゃいけません。
今年もよろしくです。
なまけ@つぶれてたまっか