愛するチームの存続の為に We are Provincia!


<第20号 「雪かき」 2005.2.27


 こんにちわ。
 昨日今日と爆睡して、やっとインフルエンザが峠を越しました。

 もはや旧聞となりましたが、
「お互いに必死の応援、スポーツが国境を超えた W杯最終予選のスタンド観戦記」(日刊ベリタ)
によると
 国歌斉唱後、相手サポが拍手し合ったり、試合終了後、退場していく朝鮮選手に拍手した(いやみな意味ではなく)メインスタンドの日本サポに対して、朝鮮選手が敬礼したりと、
 昨年のアジアカップとは対照的な雰囲気だったようですね。
 勝ってうれしいだけでない、スポーツの影の魅力ですねっ。
 やっぱり日本は、世界有数の和の民族ですねっ。

 そのかわり、きっちりとゴールを決められるFWが育たない?
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/spain/column/200412/at00003351.html
「(次の練習に入るぞと)コーチが怒鳴っても、シュート練習を続ける」スペインの子供達が描かれていますが、それぐらいの強引さが点取り屋には必要?
 「選手は育てるものではなく、環境が育むもの」
という視点も、特にFWの育成には必要な気がします。

 今回が初めての方は、
http://caltio.tsukaeru.jp/magazine_index.html
のVol9あたりから読むと、このカルトなメルマガの大筋つかめます。

雪かき
 今回も、話が昨年にさかのぼります(^^)。
 12月の天皇杯で、JFL3位のザスパ草津が、J1王者の横浜F・マリノスを破る大金星をあげたので、判官びいきのなまけは、翌日ニッカンスポーツを買いました。
「草津日本一 温泉軍団金星8強」
という見出しに引かれました(^^)。
 ニッカンスポーツは、北朝鮮戦の翌日も「ニッポン、よく勝ったぁ」調は1面だけ、2面以降は選手別に辛口な採点表・コメントが載っていて、なかなか読みごたえあります。

 38歳のGK小島と、今期限りで退任の植木監督の向かい合った笑顔がいいなあ。9対11と2人少ない状況で、「Vゴール1個入れたら終わるから、カウンター一発で我慢しなさい」という監督のゲキも内容はごく普通でも、「1個」とか「我慢」とか、表現がいいなと読んでいたのですが、脇の小さな記事に、
 選手は午後の練習の前に、地元の旅館で雪かきをして、旅館側はクラブに雪かき作業費を払っている、
とありました。
 この話題、ここで取り上げたいと昨年から思っていたのですが、
・貧乏なクラブは大変というオチになりそう。
・雪の降らない南国はどうする。
という思いから、なかなか手がつけられませんでした。
 北朝鮮戦を観た後、
 旅館ではなく個人の家の雪かきだったら、オチが違って来るんじゃない
かと視界が開けました。

 雪かき代のためではなく、ボランティア。
 雪かき後、その家でごちそうになったり記念撮影もしたりと、
 個人対個人に特化してみたら、面白くなって来るんじゃないか。

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 ☆面白くとも、何ともないよ☆
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という読者の方々の声が聞こえて来そうですが、例えばこんな風です。

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[1] オフ前(昨シーズン)
・今年はこの町内会と決めて、うちの選手20人に雪かきを行わせたいので、高齢者の方など、雪かきボランティアOKな家があったら知らせてほしい、
  ただ練習前なので、お昼を用意して下さいとクラブよりアプローチ。
 
[2] オフ
 草津のように、練習前に選手が、雪かき希望の家を回って雪かき。
 ご褒美に、お昼をごちそうになる。
 よかったら試合にどうぞと招待券もプレゼント。

[3] オフ後(今シーズン)
・「○○選手、こないだは雪かきありがとう。 From□□町内会」
 とスタジアム内に弾幕がかかげられて、選手のやる気ががぜんアップ。
  選手がハッスル→「負けたのは悔しいが、いい負け方だった」(By朝鮮サポ)と、負けても□□町内会の人達はまた観戦したくなる。

・なんて思いやりのあるけなげなチームだと、地元でイメージアップ

・選手は、雪かきをしたくないのが本音のはず。
 出場停止処分になった人間は、停止試合数×3戸分の雪かき
としておけば、つまらない警告・退場処分を試合中に受けるケースが減る。

・普段つき合いのない人達と、雪かき後の昼食時に話すことで、社交的になる→試合後のヒーローインタビューが、通り一遍でなくなる?
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 いわゆる隙間産業な発想です、、、
 お金を受け取らないかわり、招待券を配るあたりが、普通のビジネスと完全に逆転してますな(^^;)。

Home is Home
 クラブ存続の署名活動や会社との意見交換を求める動きもなく、今年はわりと静かなオフでしたね。
 試合数が増えて、オフ自体が1ヵ月分減ったせいかも。
 ただ、クラブ側で気になる動きがありました。
  横浜F・マリノス、ホームタウンを広域化
  (従来の横浜市に加えて、横須賀市を追加)
です。
 Jリーグが始まる前から横須賀にサッカースクールを開設、現在もジュニアユースなどをおいていることから、横須賀市の同意も得て、Jリーグに申請、Jリーグ理事会が了解したとのことです。
 どんな反響があるかなと、Googleで検索してみたところ、
 主に地元の横須賀シーガルズのサポの人が、反対あるいは横須賀をホームタウンにしても、横浜での試合の観客動員に結びつくとは思えないのにといった意見がありました。
 私も今さらと思いましたが、
 横須賀に神奈川第5のJチームができるのを、予防したかったのではないでしょうか。
「(横須賀市と関係は深く)ホームタウンにするのが遅すぎたぐらいだ」
という横浜の社長さんの言葉に、そんな思いがにじんでいると思えてしまうのは、私だけでしょうか。

 ところで、ホームタウンを広域化できる神奈川って、どうも曖昧な土地柄なんです。
 地域ごとの独立イズムが少ないというか。
 行政上の市町村合併はともかく、福岡か北九州が、久留米や大牟田をホームタウンに追加したら、違和感ありませんか?

 実は横浜FC・湘南ベルマーレも、正式なホームタウン化を申請するかどうかはともかく、ホームタウン・お膝元を増やす動きがあります。
 川崎フロンターレは川崎市長・市民との結びつきが強いせいか、あまり積極的ではないようですが、東京都南部でサッカー教室を行っていると、以前社長さんの講演で聞きました。
 ホームタウンを広くした方が、クラブ経営は楽になるでしょうから、その動き自体よくわかります。

 で、なまけが先ほどの記事を読んだ第一印象は、
  残りの鎌倉、逗子、相模原、津久井はどのチームが取るのだろう・・・
です。
 取ってキープしておくことが、はたしてお互いのプラスになるのか。
 そこで、例によって考えてみました。

───────非核都市宣言ならぬ、非特定クラブエリア────────
◇4クラブのうちのどれとも中仲良くならずに、等距離外交。
◇小中学校でのサッカー教室、商店街とのタイアップ、祭りへの参加も、今年は川崎さん、来年は湘南さんと1年限りで交代。
──────────────────────────────────
 この学校・商店街とは今年限り、来年はライバルチームが指導にやってくるのかと思うと、選手によるサッカー指導、広報活動も今以上に熱が入るのではないかと。

Jスポンサー・アンケート
 前号で、スポンサーとサポってもっと関われないものかと、アンケートについて書きましたが、各クラブのHPから各社のHPに飛び、封筒に住所・会社名を書いているうちに、食品会社と並んで、地元の予備校がかなり名乗りをあげているのを発見しました。
 なぜだろう。
 お客さんにあたる高校生がよく見るスポーツ、なのかな。
 自分が予備校の社長だったら、
・選手による、1日チューター(自分の大学のキャンパス紹介、観戦のポイントアドバイス、ワンポイントスポーツ心理学)
・模擬試験のタイムキーパー役(「あと10分で、英語の試験が終了となります〜」)
etc、トップの選手でなくとも有償でなくともかまわないので、来校してもらいたいな。
 2月末〆としたので詳細は次号となりますが、回答0だろうと思っていたら、なんと先週末に返事のメールが2通、届いてました!
 昨年の「J2アンケート」同様、0点を免れましたっ。
 アンケート回答の〆を2月末としてるので、内容については次号になります。                                (あと1日じゃないか ^^)
 読者の皆様方、ここはこんなところです。
 やっと出せました。

 By なまけ@つぶれてたまっか
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 引退した選手のうちで、
◇サッカーの現場(監督・コーチ・審判)以外で仕事中・求職中の方
 で心当たりの方いらしたら、ご一報下さい。取材打診してみます。
◇○○選手と名前を聞いても、サポの記憶にそれほど〜だった人も歓
 迎です。
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